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優しさが焦げても甘くとろけてる君が作ったハニートースト

 

 

ひび割れた世界の果てに流れてるラブソングとか君と聞きたい

 

 

何となくわかったような気がしてるだけの二人に時は流れる

 

 

真ん中が半音落ちる寸前の響きを保つ微妙な二人

 

 

日記にも記さないまま消えていく君が笑ったあの日のページ

 

 

雨音がその他の音を消しさって君と二人で静かになった

 

 

優しくてたまに僕らは意地悪でだけどなぜだか可愛いらしくて

 

 

答えとか決まりごととかそんなことどうでもよくて澄んでる言葉

 

 

目を閉じて光の国のあの人が勇気をくれる夢を見ていた

 

 

日曜の狭い横断歩道には夕暮れ色の風が吹いてた


 

 

 

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