top of page
35
暗号を作ったわけじゃないけれど僕の思いは言葉に隠れ
何回も読み直してる小説のページをめくるような恋です
目を閉じて好きな季節の風感じじっとしているうちにさよなら
少しだけ風が冷たくなったねと言う横顔にキスを一秒
もう少ししたら優しくなれるかななんて言いつつ流れた季節
遠くなる空の音とか聞いていたあの夏の日は君といたのに
その路地が何だかちょっと幸せな感じがしたし君と曲がった
手をつなぎたいと思った正直な心のままに君と歩いた
夕暮れがすっかりはやくなったのでこのスピードで君に会いたい
振り向けば君の後ろに広がっている空の色、雨があがった
bottom of page