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それでいてどこか儚く優しげな風を見ていた夏の真ん中


やっとまた会える日になり君がいる町までずっと雲を追いかけ


こんな日にブーツの踵壊れてるけれども歩くボブ・ディラン聞き


距離なんて関係ないし大人だし平気でいても涙こぼれて


こんなにも色んな人が生きているこの惑星で君を見つける


消えそうで消えない僕の悲しみは角度を変えて強さに変わる


信号が青になっても渡らずに後ろの君を待ってたりする


夏の夜に君を夢見て届かない三角形の底辺にいる


思ってる以上にはやく暮れるから君へと急ぐ夏のはしっこ


君とだけの時間が今流れてるこぼさぬように月に隠れる

 

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