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透明な炭酸水に口をつけ君の隣で夏が始まる
渡したいものがあるから5秒だけ僕の近くで目を閉じていて
星屑がぶつかりあってくっついた微惑星ほど小さな誓い
目の前を行き交う人の流れよりスローな歌を口ずさんでた
路地を抜け商店街に入ったらパン屋の前で君と逢いたい
叶うならブランケットの海の中君にからまり僕は泳ぐよ
水たまり雫が落ちて笑ったらもう泣かないという顔になる
その影が重なりながらずれているからもう一度君の名を呼ぶ
飛んだって届かないから満月よ堕ちそうなほど僕に近づけ
あの時と違う涙がこぼれてる線路の向こう月は輝く
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