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君のその卑怯なほどの手作りのハンバーグにも恋をしている
コーヒーを混ぜるみたいに単純なことだとしても恋は手強い
ひとつだけ足りないパズルふたりして朝までずっと探した記憶
本当に破けたような音がして手を当てながら確かめた胸
ぎこちない感じが少し何だかなって思いつつ抱きあっている
体重を少しこちらに掛けてくる時の体温なんかが妙で
降りそうで降らない雨を待ちながら相合傘のイメトレをする
星屑の軌道のような線に沿い君の近くを通過していた
外に出てキョロキョロとして何となく空に見とれたそんなゴミの日
君がいた夏を忘れたこの頃に季節はずれのアゲハが飛んだ
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