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天国まで
何もかもが僕を置いてきぼりにして行く
気がついたらもう誰もいない
あの時だってそうさ振り返れば何もない
優しさだってそうさ何も残らない
傾いた路地の影
消えかけの五線紙
誰かが飲んで捨てた
空き缶のサビ
ねぇ僕らをどこかへ 連れて行ってくれないかい
行き先など分からなくていいから
ねぇあの娘とどこかへ 連れて行ってくれないかい
行き先など分からない方がいいよ
淡い夢を見てたい
真夏僕は病んで 汗の中で夢見た
追いかけたら幻 踵突き刺さる
あの時知ったのは 星空 闇 雨 風
あの時知ったのは 揺れる瞳と君
鳴き止まない蝉の声
真夜中の自販機
誰かが盗って捨てた
原付のサビ
ねぇ僕らをどこかへ 連れて行ってくれないかい
昔の記憶 未来の果て どちらでもいいよ
ねぇあの娘とどこかへ 連れて行ってくれないかい
幸せだけ 幸せだけの国へ
飛んで行けないの?
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