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夏の日に君に何かを捧ぐなら花束よりも氷苺を


ゆるやかな坂道走る自転車の君に気付いて振り返る夏


耳の中聞こえる雨の囁きにどうかこのまま僕を洗って


優しくて静かが好きなこんな日は雨の音とかオムライスとか


今もまだ忘れられない君の影あの日僕らが見てた太陽


ちょっとした悲しみのあと前を向くついでに空の色を見ている


路地裏をぶらりと歩き角曲がり想定外の夕日に出会う


どさくさにまぎれて君の手を握り何も言わずに花火を見てた


それとなく君の世界のはしっこに僕はこっそり位置しているし


君の手をまさか握って肝試しお化け屋敷も天国になる 

 

 

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