top of page
7
夏の日に君に何かを捧ぐなら花束よりも氷苺を
ゆるやかな坂道走る自転車の君に気付いて振り返る夏
耳の中聞こえる雨の囁きにどうかこのまま僕を洗って
優しくて静かが好きなこんな日は雨の音とかオムライスとか
今もまだ忘れられない君の影あの日僕らが見てた太陽
ちょっとした悲しみのあと前を向くついでに空の色を見ている
路地裏をぶらりと歩き角曲がり想定外の夕日に出会う
どさくさにまぎれて君の手を握り何も言わずに花火を見てた
それとなく君の世界のはしっこに僕はこっそり位置しているし
君の手をまさか握って肝試しお化け屋敷も天国になる
bottom of page