top of page

47

 

水たまり揺れ映る雲見つめてた流れるような君との時間


無意識に書いてしまった物語みたいな君と僕のあらすじ


恋染めの何とも言えぬ林檎色っぽいジュースを君から貰う


座ってる君のかたちとカーテンと風にゆれてる髪を見ていた


ぎりぎりのところでちょっと止まってる時計のような二人の気持ち


音のない世界で耳を澄ますよう君の言葉を待っている時


君のこと気にして過ごす時間とかどうしたものか雨の土曜日


黄昏れる暇さえ僕に与えない君を夕暮れ泥棒と呼ぶ


星のない夜空だったとしてもまた流れる思い見つめる二人


真夜中にビールを買いに行ったんだ帰りに冬の星座見上げた

 

bottom of page