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君の目にすい込まれそう瞬きが手塚治虫の漫画みたいで


それよりもきれいなものを知らなくて僕はいつでも君を見ていた


恋色の風吹く季節マフラーが君を守ってくれますように


雨の日は白色ノイズ聞きながら君を思って窓辺に座る


好き嫌いだとか何だか分らない感情とかで動いた僕ら


会えない日、思いが君を追いかけてとりあえずまた地球を走る


傾いた線でバランス取りながらいよいよ君に転がって行く


君がもし林檎だったらどうしよう、齧りたくない、齧ってみたい


君に会う理由を探してるうちに空が夕日になってしまった


君のこと思って書いた文字達が粉雪になり降り積もる夜

 

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