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夏をゆく君を見つけたそのとたん蛍みたいに恋が散らばる
お喋りをしたり黙って歩いたり「ハローグッパイ」口ずさんだり
恋しさはどこかに行った猫みたい気まぐれにまたこの部屋に来る
真夜中のピアノみたいな狂騒を頭の中で君に捧げる
君のこと忘れた頃に夢に見るこの時間差に戸惑ってまた
君を待つ都会の夜の熱帯魚みたいな感じ、でも泳がない
なんでだか雨は途中で止んだけど傘をたためず君と歩いた
思い出の場所まで僕を連れて行くあの日の君と風の匂いが
銀色の空を見ながら君のこと思って帰り道に詩を書く
どこからが夜なんだろう夕暮れを二人で歩きながら思った
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