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21

 

夏雲が空に浮かんでいるけれど君との秋を思って歩く


風に乗るグライダーなら吹く風よどうかこのままあの娘のもとへ


単純にこんがらがって純粋にひねくれながら好きだと言った


手に入る訳ないものを求めてはありふれたもの失う感じ


黄昏が終わっちまった駅前で偶然君に会えたらいいな


ひと雨が過ぎ去るごとに消えてゆく淡い期待を抱いた季節


人知れず恋が終わったこの夜に誰かが恋に落ちてたりする


流星を止められなくて見送った季節が僕をそっとしている


ここがもし世界の果てと言われても俺達ずっと続くって言う


君のこと忘れかけては思い出す僕の頭にトンボが止まる

 

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