top of page
15
ミルクティーたまに飲んだら思い出す苦味がちょっと君に似ている
なんとなく優しい気分欲しくってジャムとバターをパンに重ねた
とんがった鉛筆だからすぐ折れるけれど消さない君にひく線
手袋とニットキャップとマフラーと愛する君の白く吐く息
駅を出て黄昏月の横顔に足を速めて君の家まで
勢いで買っちゃったのはいいけれど箱のケーキが心配な件
重なれば形も何もありゃしないオレの直線キミの曲線
いつからか僕は言葉を探してたほんとは君を探してたのに
心ってやつを傾げて胸に当て君に埋もれていたいと思う
あと少し見つめ合ったらほどけそう蝶々結びひっぱりながら
bottom of page