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手を繋ぎながら僕らが見つめてる動物園を歩くペンギン
寒くてもマフラーすれば平気だし冬服着てる君が好きだし
小さくて何も乗らないテーブルにうまく並べた二人の食事
翌朝は君と毛布にくるまってロールケーキのようだといいな
聞こえない距離で会話をする時はなぜだか僕ら口パクになる
結び目があぶなっかしいスニーカー気にせず君を追いかけていた
ちょっとだけドキドキしてはいたけれど仕事帰りに君と飲んだ日
幸せについつい躊躇してしまう癖を手放し君の手を取る
待っていたサンタは僕に訪れず だけどそろそろ僕がサンタに
人知れず僕らはここで緩くなり流線型になって流れる
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