top of page
20
太陽と雲とか雨を背景に君をならべた横顔図鑑
ストローを覗いた君に夏が来てカランと鳴った氷とミルク
真っ白な地図を眺めているうちに君とヘブンに行けたらいいな
教室の窓ガラスから飛び込んだ紙飛行機に乗る片思い
ドキドキとしながら歩く歩道橋にて一瞬の星が流れた
あとはもうカムパネルラになりきって君を宇宙に連れて行くだけ
海に行く理由も無しに日曜日ぶらり誘った路面電車で
枕木の上にとまったオニヤンマ見つけたけれど君に云えない
八月のほんのちょっとの夕暮れが優しいよねと君に言いたい
落っこちた水たまりでも泳いだり跳ねたりしてたあのセルフィッシュ
bottom of page