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夜叉猫

 

私の前をあなたが     
いつも歩く夢を見るの
追いかけたくて走ったら
足がもつれて目が覚めた

 

そんなこと真面目な顔で      
お前に言われたら            
馬鹿な俺だから              
まんざらでもない気分になっちまう

 

どちらかと言えば私
冷たくされるのが好きで
あなたの妙な優しさに
うんざりとした気分なの

 

そんなこと甘えた声で
お前に言われたら
馬鹿な俺だから
こんがらがって解けなくなる

 

月の明かりに

浮かぶお前の    
影は野良猫の形 

こっちを見てる

 

月の明かりに
泪隠しては
悪戯な顔で俺の
言い訳を盗む
夜叉猫

 

私の世界の中には
私のルールしかないの
私の心の鍵は
渡したくないの誰にも

 

そんなこと寂しそうに
そっとつぶやけば
馬鹿な俺だから
野暮に抱きしめたくなる

 

月の明かりに
映ろう雲が
我侭華奢な黒猫の
爪跡みたいだ 

 

月の明かりに
浮かぶお前の
影は野良猫の形

こっちを見てる 

 

月の明かりに

泪隠しては

悪戯な顔で

俺の言い訳を盗む

夜叉猫

気まぐれに踊る

夜叉猫

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