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真夏の星座


夏の風が冷たく走る
黄昏の空振り返る
君はまるで舞い降りた
天使みたいに見えた

少しばかり世間の色とか
まぜながら夢描く君は
僕をそっと
少年の心に戻してしまう

ただ季節は波のように
遠く遠く

長い間つきまとってた
憧れの距離が消えてしまう
真夏の星座を逆さにしても
君のもとへは行けないから

探していた言い訳よりも
魔法の鍵がただ欲しくて
神様にだって問い掛けてやる
なぜこんなに苦しくなるの

夏の風が二人の隙間に
こぼれた涙をさらう
ふと目をそらす瞬間にまた君は
美しくなる

遠い夏の記憶を辿れば
心の糸がほどけてゆく
君は何も知らないと
言いたげに笑っているけど

二度と同じ時はないと
知っているの?

強い心引きとめている
どんな馬鹿げた物語も
真夏の星座で彩っている
君の世界が消えないように

探していた言い訳よりも
魔法の鍵がただ欲しくて
いまだに僕はとらわれている
なぜこんなに愛しくなるの

夏の風が二人の季節を
少し悪戯に奪う
僕はぼんやりしながら言葉もなく
君を見ている

 

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