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色褪せる街

 

君といたあの街の記憶が薄れる

コンクリート アスファルト 排気ガスの匂い

唯一君はまるで春の陽だまりみたい

俺は何も言えずに黙って流れてた

 

でも分らない

もう分らない

まだ分らない

昨日が消えない

 

あのきれいな思い出がまた壊れる

塗りつぶした日々よ

何気ない言葉に隠れていた

二人の答えがどうしようないほど

色褪せる

 

夜になれば少しは気持ちが解れる

コンビにで買ってきたウイスキーの匂い

唯一俺は俺の気持ちに嘘をついている

君は何も言わずに黙って出て行った

 

でも届かない

もう届かない

まだ届かない

明日が見えない

 

あのきれいな思い出がまた震える

塗り重ねた思い

何度でも何度でも繰り返した

二人の過ちを抱きしめた夜が

色褪せる

 

何もない

何も聞こえない

あの街は遠く

 

あのきれいな思い出がまた壊れる

塗りつぶした日々よ

何気ない言葉に隠れていた

二人の答えがどうしようないほど

色褪せる

 

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