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遠い冬

 

話終わらせて
遠くに吹く
風に奪われ
言葉なくした

 

僕は何度目の
ため息つけば
ここから遠い
場所に行けるの?

 

今すぐには無理な
距離の中
二人の声が響く

 

もうすぐ雪が降る気配がして
悲しいよりもっと違う
素敵な予感を探してたけど
待ちぼうけの冬になる

 

とても小さくて
見えないものが
震えてるんだ
耳を澄ませば

 

今も世界中に
愛を祈る
誰かの歌が響く

 

もうすぐ街は白く染まるけど
足跡は消さないで
冷たい指先口元にあて
君のこと思い出し

 

素敵な予感を探してたけど
ひとりきりの冬に落ちた

 

空を舞う雪を見てた

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