ふたり
話は尽きることもない
僕らずっとこのまま
昔のように戻りたい
けれど戻れない 僕らは
どんなに辛い道も
いつか雨に打たれて
小さな川になって
流れて行くのかな
少し痩せたかもね
なんて言葉も
どこか空回りする
ちょっと優しいふりして
優しいふりをしてたのって
僕のほうかも
強いと思っていた
君のか弱きこと
遠く電車の音が
響く街で
何を急ぐのだろう
誰も足早になる
誰にも聞かれたくない
過去のひとつふたつ
小さな紙飛行機に
綴じて風に飛ばそう
笑った君の顔は
とても愛おしかった
なんて あどけないこと