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銀色の詩

遠ざかる影 日々の隙間
こぼれた思い 冷えた唇
真夏のアスファルトの匂いがした
ああ、熱い、熱い夜

消えかけの傷 知らない街
罪と罪を重ねながら
燃え尽きた太陽は途切れ途切れ
俺を突き放す

破れた地図を
裏側から覗き込み
お前の足跡も
見失ったまま

午前零時の
喧騒に除外されてゆく
余り物じゃ心
埋めることも出来ない

明日お前の名前でさえも
忘れるんじゃないかってほどボロボロ

もう一度さよなら言葉にしてよ
聞かせてかすれた声で
銀色の詩を俺に読んでくれた
あの日みたいにさ

忘れられない
風の匂いと引き換えに
お前の輪郭が
ほどけて消えてゆく

夜に飛ぶ鳥を追いかけるアゲハ
がらんどうの心に咲き散る花

遠ざかる影 日々の隙間
こぼれた思い 冷えた唇
真夏のアスファルトの匂いがした
ああ、熱い、熱い夜

消えかけの傷 知らない街
罪と罪を重ねながら
燃え尽きた太陽は途切れ途切れ
俺を突き放す
俺を突き放す

 

 

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