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ガレッジソング

さっきまで降ってた雨は 空遠くへ消えてしもた
表に出てほんのちょっとだけ しゃがみこんで一服しよか

空を見上げたんやけど
そこには虹さえ出てへんかった

なあほんまにずっと前から ずっと前から好きやってん
でもそれは言われへんかったし バレてるやろとも思ってたし

大好きな君は
君の大好きなあいつとばっかりやし

さあ今夜は星の見えるガレージで
俺らだけの小さなパーティー
何でやろ いっつも見ていたはずやのに
今日の君が知ってる中で
一番きれいや

どこか遠い夢の世界へ 二人だけで行かれへんかな
目がさめた一人きりの部屋で マグカップに食パン浮かべる

白いドレスを着た君の
白い背中遠くに消えてゆく

さあ今夜は月の照らすガレージで
俺らだけの小さなパーティー
何でやろ 心はこんなに痛いのに
今日の君に言いたいことは
幸せになって

ひと夏中吹いてた風は ガレージの影 秋に染めゆく
この頃はなんでか甘い缶コーヒーばっかり飲んでまう

ふと空を見上げたら 今度は虹が
やっぱ出てへんかった

 

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